2012/07/31

バス停に流れたもの




















茨城から電車とバスを乗り継いで

遥々来てくれるバアバ

楽しかった一日と引き換えに

毎回 切ない瞬間が訪れる










バス停までの道を

名残惜しそうに孫に目一杯 話しかけるバアバ

そんな気持ちも理解することもなく 夜の外出に興奮する孫










目一杯の笑顔と抱擁を捧げているとバスは到着し 

お別れは突然訪れる











バアバがバスに乗り込むと

人前で滅多に大声を出さない孫が

誰もが振り返る声で




















「バイバーイ!!」





























停留所から見上げるバスの中には

この一日 終始笑顔だったバアバの

最高の泣き顔がみえた









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